私の趣味ですが 50年ほど前に製造された
シネマ用レンズ(特にケルン マクロスイター)に魅了されてます
近年までフランジバックの問題で使用する事ができずに、棚の奥底で眠ってたレンズが マイクロフォーサーズ規格のカメラが日本から発売されるや世界中のマニアがどよめき マウントアダプターが開発されたとたん、瞬く間に価格が高騰しました
高質銀塩フィルムや画素数が飛躍的に向上したセンサを持つ現在に比べて、当時のフィルム 性能を考えるとレンズの良し悪しが、映像に大きく影響を及ぼしたことでしょう
ゆえに、当時の技術者のレンズ性能への思いは並々ならぬものがあったことがうかがえます
特に26mmは、f1.1というハイスピードな開放値を誇り その当時でも手が出ないほどの 高額なレンズだったと聞いています そのレンズ群が、素晴らしい描写を見せてくれるのは 当然のことなのでしょう レンズ玉の古さからか今ある風景を撮影しても、なぜか懐かしい ような映像を見せてくれるのも、大きな魅力です
最新のレンズは安価な物でも、当たり前のように隅々まで綺麗に写すことができます
各メーカーの開発力に驚かされ、とても素晴らしい事だと思います
綺麗に写すなら 迷いなく最新のレンズをチョイスするのがベストでしょう
しかしながら、私のような変り者は幻想的な描写に加えマクロスイターの 遺伝子とも言える
プリセットレバーや深度ギミックに加え、芸術品のような魅惑的なボディーに夢中です
今現在、国内でも多くの方がCマウントレンズに浸ってると聞きます
年々減少していくオールドシネレンズをこれからも大事に使いたいですね
Go for it!
Kern Macro Switar 26mm f1.1 Multicoatedです
マクロスイター 26mm f1.1 の中で マルチコーティングの
レアな個体が このレンズです
通常の白鏡胴RXタイプとの見た目の違いは ボディーが黒鏡胴でRXではなくMulticoatedの刻印が施されてます
白鏡胴に比べ前玉 のコーティングのノリがこってり した 感じで明確にその違いが分かります ノンマルチに比べ、深み のある発色です
Kern Macro Switar 26mm f1.1 白鏡胴 RXです
ANGENIEUX PARIS 25mm f0.95と人気を 二分するほど熱
狂的なファンが多くCマウントレンズの最高峰と言えるでしょう マクロ域の描写は素晴らしいの一言です
初めて手にしたマクロスイターがこのレンズで、その時の
感動と興奮を今でも思い出します
出会ってはいけないレンズだったのかもしれませんね^^
Kern Macro Switar 26mm f1.1 黒鏡胴 RXです
白鏡胴のブラック仕様らしく、レアなレンズとされる マルチコーティングタイプよりさらに目にすること の 少ない個体です コーティングと描写は白鏡胴に 比べて大きく変わらない印象でRX表記 です
生産数量は確認 してませんが、とてもレアな魅惑のレンズです
Kern Macro Switar 36mm f1.4 H8です
本来8mm用のレンズで16mmに比べて フランジバックが≒2mm短くCマウント アダプター で使うと、70~80cmまでしかピント がきませんが≒2mm分のマクロ域が 強調され素晴らしいマクロ 描写を見せてくれます
m4/3で草花や物撮りには非常に軽くて使いやすいレンズです penQ用にH8アダプターが発売されています
26mm f1.1と共に人気のある個体で 生産個数が少ないのか、入手が非常に困難です
描写はさすがマクロスイターでNEXとの 相性はとても良く、イメージサークル いっぱいの美味しい所が 切取りできます 四隅に減光が少しでますが私的には好みです
さすがに75mmはデカイのが難点ですが 望遠域レンズの描写は迫力あります 接写時の写りは素晴らしくNEXとの バランスは良好です
Kern Switar 10mm f1.6と共に現在も販売されてるようですが20万を超えるらしいです
状態の良い中古を探しましょう^^
Kern Macro Switar 12.5mm f1.3 H8 RXです
8mm用なのでマイクロフォーサーズでは 写せません
というか画像がたこ焼き状態で 画になりません
penQ用にH8アダプターが発売されて使えるレンズに大きく
変身しました
マイクロフォーサーズでも イメージサークルが 小さくケラレが発生します マクロ同様の形状 ですがヘリコイドは1回転で止まります レアなマルチコーティング黒鏡胴も存在し、 現在も販売されていますがやはり高額ですね pentaxQで撮影した画像を追加しました 35mm換算で56mmのスイターになりマクロではありませんが、目いっぱい寄れ ケ ラ レなく快適です
G1 GHシリーズのEX光学ズームを使えば、若干のケラレが 残りますが画質を劣化させることなく使うこともできます こちらが好み^^
Kern Switar 5.5mm f1.6 H8 RXです
マイクロフォーサーズでは たこ焼き画像どころか ほとんど
写りません Qマウントでは30mm相当になります
見た目はマクロ同様の形状 ですが ヘリコイドは 1回転で止り2回転めからマクロ域に入るマクロスイターと異なります penQ H8アダプターが発売されてます
思ってたより優秀な描写です
Kern Paillard Macro-Yvar 150mm f3.3です
マクロスイターではありませんが、マクロレンズなので
ご紹介します 150mmの望遠でGH1では300mmに
なり、マクロ域の接写では酸欠状態に陥ります^^
レンズは見た目より軽いのですが、とにかく長い。
うらやましくも、黒くて長いのです . . . コホン.
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